YA読書クラブ ~本についておしゃべりしよう~

12歳から19歳までの、10代の本好きさんのための読書クラブです!

2009年発足の、10代の本好きさんのための読書クラブです!
東京都新宿区のポプラ社の絵本ルームをお借りして、若い読者さんのおしゃべりの会をやってます。
県外の方も区外の方も、初めましての人も、12歳から19歳までの本好きさんなら参加OKです!

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第29回読書会★報告 2016年8月27日実施

第29回読書会★報告

参加人数6名(女子2男子0)。学生ボランティア2名、大人スタッフ2名。合計6名で、本のお話をしました。

今回はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本 『タスキメシ』 額賀 澪 著 小学館刊 。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、さいきんハマッている&はやっていること、もの」を話しました。
さいきんハマッている&はやっていることは……?
セブンイレブンのスイーツ。黄粉わらびもち。おいしい。 胃のぶんと腸のぶん買う。
キャラクターカフェ。ポムポムプリンカフェ、ムーミンカフェ。 キャラクターの形のカップの付いたものを頼んでしまう。
サークルの合宿で、山中湖にいったら、白鳥をたくさん見た。白鳥を触った、ふわふわじゃなくてつるつるしていた。
友だちが描いたキャラクターに、いろいろなものをつけたしている。
指あそび。「子豚が一匹」にはまってる。 東京子ども図書館の指あそび。

 

★ 『タスキメシ』 額賀 澪 著

表紙をみずに本を読んでいて、読み始めて、タスキ・飯なんだとわかって、はっとした。
スポーツ選手が、食事に気をつかっているのがわかった。
料理をしてみたくなった。
都ちゃんが、アニメのキャラクターっぽくて、リアルな感じがしなくて浮いているように感じた。
最後のほうはよかった。
早馬の選択が良かった。
最後にくっついていないのが良かった。
いきなり走っている途中の場面から始まって、高校時代に飛んで混乱したけど、最後にわかってすっきりした。
キャラクターもよかった。
読後感がよかった。早馬くんが高校時代の自分の肩を叩いてあげたいというシーンで泣けた。
なめろう丼。健康でおいしそう。
前半の繊細な部分と後半のバタバタの差が。
自分には弟ほどの才能がないのではと思い始めたところで怪我をした。走るのが好きでも、才能がないと分かってもそれでも続けるのか、というところを描いている。彼自身が、トップ選手になれなくてももどtってきたところの心の変化が描かれていなかった。
走る喜びとかランニングはいとかタスキをつなぐところの意義を書いてほしかった。それがあるから戻ってきたのではないか。
名作がある中で、走るという話を書くのは難しいんだろうな。
稔の畑。都ちゃんだけでずるくない。
料理部の人気がない。
都ちゃんの料理することのなにがあるか、動機が分からない。作った過程で、自分はできると確認したくて作っているのではないか。作ることで確認しているのでは。一緒に料理を作ってくれる人が必要。
駅伝大好きな作者。
食べるのは好きでも作るのはあまり好きじゃないのかな。スポーツ栄養学に即してない。タンパク質のことに気をつかってない。
都ちゃんと助川君が知り合いだと思わなかったので、そこが面白かった。
作者が事実を事実と受け入れるような時間が必要。
作者は男性かなと思った。
恋愛の力じゃなくて解決していくところが良かった。
最後、選ばれないで終わったところがご都合主義にならなくてよかった。

…などなど。

★みんなのおすすめ本。
おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

『あいにくの雨で』麻耶雄嵩
ルリユールおじさんいせひでこ
『氷の海のガレオン/オルタ』 木地雅映子


大人スタッフのおすすめ本
『私のスポットライト』林真理子
『ハリネズミの願い』 トーン・テレヘン
『諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉』 為末大

★本日の感想

ほかの方のファン味とかを聞いて、自分にはない視点だったので面白かったです。
都ちゃんと早馬、助川が恋愛関係にならないのが作者が意図していたことだとわかったのもよかったです。都ちゃんのキャラの受け取り方の違いとか、自分と違う意見を聞いて、また別の見方ができるのが読書会のいいところだなと感じました。

今日はいつもよりたくさん人が集まって会話ができたのでよかったです。
私は陸上も料理もほとんどしないので自分が読んでいるときは特に違和感は感じなかったのですが、経験者の目から見ると違った見方ができるのだなあと思いました。

初参加でした。いろいろな意見を聞くことができ楽しかったです。
今回紹介された本を読んでみたいと思います!
『タスキメシ』では読後感がサッパリしていて好きでした。
夢をおいかけることとは何なのか考えた一冊です。

初めての参加でしたが、私一人では考えることができなかった考え方ができる人がいて、もう一度読んでみたいと思いました。
みなさんに紹介された本も、私の好きなジャンルの本からまったく読んだことのないジャンルまであり、聞いていてとても読みたくなりました。

 

今回の大人スタッフは、モグタン(YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)の2名でした。